神奈川県を拠点に、歴史の背後に隠された個人の記憶を調査し制作を行なっている大坪晶は、戦後日本の西欧文化の受容と葛藤の過程を室内の痕跡から探 る「Shadow in the House」プロジェクトを主導している。TOKAS 滞在中に は、GHQ の施策により戦後占領期 (1945-1952) に接収された関東の個人邸宅 を調査し、ダンサーと協働した写真 / 映像作品の制作を行なった。並行して、 2018 年より 2 回滞在調査を行なったアメリカ国立公文書館で収集したアーカイブ写真 / 映像の分析と研究、それらを利用した作品制作も行なっている。写真や映像にフィクショナルな操作を加えることで、史実を寓話的な記憶として 提示しようと試みている。
website:Akira Otsuboakiraotsubo.infohttps://akiraotsubo.info