exhibition 07
2017.12/23.24.25 2018.1/6.7.8
どこか とおく
すぐ そこに
はく いきと
すっと ある
一瞬の 見立て
光と土、見ること と 触れること。どこか 懐かしく、そしてここに在る感覚。内田鋼一氏の作品には、呼吸と調和するかのような身体性を持っていることに気づく。そのカタチから、心地よい間と緊張感を、表層から感じるのは温もりと潔さ、ひとつとして、おなじモノはない中に自然界の持つ、揺らぎのようなものを感じることができる。
柔らかな光の中で視線の先はどこみるわけでもなく、微かにある佇まいの気を確認しながら、静かに作品と対峙する泊昭雄氏の写真。緩やかにぼけた輪郭からその時と間合いの瞬間を感じる。
泊氏の写真集<アワイ>。ヒトとモノを写した、この本の中に内田氏も被写体として登場する。ヒトのつくりだすモノは、そのカタチの中にヒトの間が介在する。今回の展示はこの写真集がきっかけとなっている。ヒトとモノとコト、作品の中に潜む息使いを感じてもらえたら幸いである。
LightsGallery 鈴木 敦詞