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Shunsuke Kano Teppei Sako Yaya Ueda | Lights Camera Action

ライツカメラアクションDM

exhibition 37

加納俊輔 迫鉄平 上田良  |  ライツカメラアクション

会期:9/16fri. 17sat. 23fri. 24sat. 30fri. 10/1sat

– 12:00 – 18:00
予約制:3日前迄にメールにて事前予約をお願い致します。 info@lights-gallery.com

【事前予約制】Lights Galleryは、光と陰影の中で作品と空間が一体化するインスタレーション・アートとして展示しており、お客様に五感を通してじっくりと体感していただくことを重視しています。そのため、各時間帯に定員を設けております。スムーズにご来場いただくために、事前のご予約をお願いいたします。

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展覧会「ライツカメラアクション」に寄せて

加納俊輔、迫鉄平、上田良の3人展を開催することになった。普段は個人の制作にプラスしてTHE COPY TRAVELERSとして活動しているのだが、個人の作品を持ち寄り展覧会を開催することは珍しい。展覧会について話し合う中で以下のようなやり取りがあった。

(上田)ライツギャラリーでの展示はどんな感じにしましょうか。タイトルを決めたいけど、何かアイディアある?

(迫)もじり系のタイトルなら、ライツギャラリーやし「ライツ・カメラ・アクション」とかかな。

(加納)良いやん。「鏡よ鏡、どんな感じ♪」のやつやな。

(上田・迫)???

(加納)?

この会話の中で、迫が指す「ライツ・カメラ・アクション」とは、映画の撮影現場においてカメラを回す前の掛け声として使われる「準備OK 、撮影に取り掛かろう」というようなニュアンスの言葉だったのだが、この言葉を受けて加納は、2008年に発表されたスチャダラパーの曲「ライツカメラアクション」を想起したようだった。曲はBOSEの「鏡よ鏡 どんな感じ?」というリリックから始まるらしい。一方、上田はどちらのワードにもピンと来ていなかった。同じ言葉を共有しながらも、それぞれが全く異なる記憶にアクセスしたり、全く理解できていなかったりして話が転がっていったのだが、このようなことは3人で作品を制作している中でもよく起こる。限定された手法や同じ機材を共有しながらも、それぞれが異なるアプローチを仕掛けることでそれぞれのエッセンスが融合され、作品が立ち上がってくることがあるのだ。今回は「ライツカメラアクション」展に向けて、照明を確認してカメラをセットしながら、あるいは太陽の下でふらつきながら、「ライツカメラアクション」と口ずさみつつ「どんな感じ」か、別々の場所で制作に取り組んでみたいと思う。

上田 良 うえだ やや

1989年 大阪府生まれ

2014年 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了

主な展覧会に2021年「2つの時代の平面・絵画表現-泉茂と6名の現代作家展」the three konohana(大阪)、2020年「アッセンブリッジ・ナゴヤ2020 パノラマ庭園 -亜生態系へ-」港まちポットラックビルディング、旧・名古屋税関港寮(愛知)、2019年「空間連動朝機」gallery TOWED(東京)な

どがある。

加納 俊輔 かのう しゅんすけ

1983年 大阪府生まれ

2010年 京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科 修了

 主な展覧会に2021年「サンドウィッチの隙間」京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル(京都)、2021年「滝と関」Maki Fine Arts(東京)、2014年「これからの写真」愛知県美術館(愛知)、2014年「第8 回 shiseido art egg|ジェンガと噴水」資生堂ギャラリー(東京)などがある。

 迫 鉄平  さこ てっぺい

 1988年   大阪府生まれ

2010年   グラスゴー芸術大学(イギリス)交換留学

2014年   京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了

 主な展覧会に2021年「POOR, VIDEO, ANYTIME GOD.」Sprout Curation(東京)、2020年「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」埼玉県立近代美術館(埼玉)、2019年「All Along The Watchtower」YEBISU ART LABO(愛知)などがある。

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