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濱田英明/遠い太鼓

exhibition_01

exhibition 01

濱田英明/遠い太鼓
Hideaki Hamada/Distant Drums

遠い太鼓に誘われて私は長い旅に出た
−村上春樹〈遠い太鼓〉引用
2016.4.29fri.−5.22sun.

トークショー 4.29fri. 17:00~
料金:1,500円 定員:20名(要予約)
予約・問い合わせ先: info@lights-gallery.com

濱田英明(写真家)/1977年、兵庫県淡路島生まれ。大阪在住。2012年9月、35歳でデザイナーからフリーのフォトグラファーに転身。2012年12月、写真集『Haru and Mina』を台湾で出版。『KINFOLK』(アメリカ)、『FRAME』(オランダ)や『THE BIG ISSUE TAIWAN』(台湾)などの海外雑誌ほか、国内外でも雑誌、広告など幅広く活動中。

私たちを旅へと駆り立てるものはなんだろう。世界にはたくさんの写真表現があり、それぞれが主張して見るものの共感を求めている。写真を創る行為は、さまざまな文脈で語られ、現実と想像とをつなぐ大切な関係性がそこに写しだされる。< 遠い太鼓 >  濱田英明の作品はその関係性が際立っている。写真は美しく優しさに満ちており、眼差しの先に見る風景が、私たちの生きる地球上ですべてが繋がっていることを感じさせる。    写真は光に溢れて見るものを柔らかく包み込む…. 。

Move around. Go traveling. 動きまわり旅を続けなさい。

未だ見ぬ世界に敬意と礼節をもって接すること、私たちと世界をつなぐものを大切にして、眼前に拡がる世界を自分自身のなかに取り込むこと、新しい刺激と挑戦を受け入れることの重要性について<良心の領界>で スーザン・ソンタグが語っている。言葉のスラムに沈むことなく、歓喜を呼び起こすものに深く傾注して生命を全うせよ、と。「 遠い太鼓に誘われて 私は長い旅に出た」      村上春樹氏の旅行記より喚起されたこの写真作品は、現代の旅人のアンソロジーであり、未だ知り得ぬ世界との出会いの瞬間であり、希望に満ちた眼差しである。

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